指(7)

【日本近代文学名作選⑦】

江戸川乱歩

朗読 長尾奈奈

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江戸川乱歩(明治27年 – 昭和40年)による短編小説『指』
「患者は手術の麻酔から醒めて私の顔を見た。右手に厚ぼったく繃帯が巻いてあったが、手首を切断されていることは、少しも知らない。彼は名のあるピアニストだから、右手首がなくなったことは致命傷であった。犯人は彼の名声をねたむ同業者かもしれない。」――

著者:江戸川乱歩
朗読:長尾奈奈
制作:声の書店
協力:株式会社 仕事
再生時間:00:05:59
販売開始日:2024/3/1
初出:昭和35年(1960)「ヒッチコック マガジン」

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著者について

江戸川乱歩

明治27年(1894) – 昭和40年(1965)

三重県生まれ。本名、平井太郎。早稲田大学政経学部卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者、支那そば屋など職を転々とした後、大正12(1923)年、雑誌「新青年」に『二銭銅貨』を発表。以後、『D坂の殺人事件』『陰獣』『押絵と旅する男』『怪人二十面相』『幻影城』等、多くの推理小説、翻案小説、評論を執筆。昭和22(1947)年、探偵作家クラブ(後の日本推理作家協会)の初代会長となり、作家の育成も努めた。筆名は作家、エドガー・アラン・ポーをもじったもの。