著者について
宮沢賢治
明治29年(1896) – 昭和8年(1933)
岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校在学中より、同人誌へ短歌や散文の習作をはじめる。大正10(1921)年に上京。筆耕の仕事をしながら童話を執筆。同年、妹の病の報を受け帰郷する。農学校の教諭を務めながら数々の作品を執筆し、大正13(1924)年、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版。農学校を退職後、羅須地人協会を設立。農業や芸術の地域活動に献身する。生前は無名に近いまま、病のため37歳で永眠。没後『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『よだかの星』『雨ニモマケズ』等、多数の作品が刊行された。