手紙一(10)

手紙 一

【日本近代文学名作選⓾】

宮沢賢治

朗読 長尾奈奈

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宮沢賢治(明治29年- 昭和8年)による手紙
宮沢賢治によって無題のまま活版印刷され、匿名で郵送されたり、下駄箱に投函されたり、手渡されていたとされる通称「手紙」と分類される文書の一つ。 あらゆる生き物に恐れられていた竜は「これからはもう悪いことをしない、すべてのものをなやまさない」と誓った。竜は、猟師に自分の美しい皮をはがれてもじっとこらえ、虫が寄ってきても身をまかせていく……。

著者:宮沢賢治
朗読:長尾奈奈
制作:声の書店
協力:株式会社 仕事
再生時間:00:05:22
販売開始日:2024/5/1 

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著者について

宮沢賢治

明治29年(1896) – 昭和8年(1933)

岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校在学中より、同人誌へ短歌や散文の習作をはじめる。大正10(1921)年に上京。筆耕の仕事をしながら童話を執筆。同年、妹の病の報を受け帰郷する。農学校の教諭を務めながら数々の作品を執筆し、大正13(1924)年、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版。農学校を退職後、羅須地人協会を設立。農業や芸術の地域活動に献身する。生前は無名に近いまま、病のため37歳で永眠。没後『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『よだかの星』『雨ニモマケズ』等、多数の作品が刊行された。