みちのく(5)

みちのく

【日本近代文学名作選⑤】

岡本かの子

朗読 長尾奈奈

配信サイト

岡本かの子(明治22年 – 昭和14年)による短編小説
『みちのく』 東北の城下町に講演で訪れた「私」は、町の写真館に飾られた少年の写真に惹きつけられる。それは「四郎馬鹿」と呼ばれた少年であった。町の人たちから四郎の生い立ち、殊に呉服店の娘、お蘭との睦まじい恋情を聞いた「私」は、いつしかお蘭を探そうとする…。

このオーディオブックは、2023年11月25日、日本近代文学館で上演した「朗読タイムレスストーリーシリーズ」を新たに収録した作品です。

著者:太宰治
朗読:長尾奈奈
制作:声の書店
協力:株式会社 仕事
再生時間:00:27:16 
販売開始日:2024/3/1

*聴き方、販売価格、購入方法、決済方法などは、各配信サイトにてご確認ください。

著者について

岡本かの子

明治42年 (1909) – 昭和23年 (1948)

東京生まれ。本名、カノ。女学校在学中より与謝野晶子の新詩社に参加。「明星」「スバル」に新体詩や和歌を発表。歌集『かろきねたみ』を刊行。昭和4(1929)年、欧米へ遊学。帰国後、仏教研究家として講演、執筆を行う。昭和11(1936)年、芥川龍之介をモデルにした『鶴は病みき』を「文学界」に発表。以後、没するまでの短い間に精力的に執筆。『母子叙情』『金魚撩乱』『老妓抄』『生々流転』等、耽美妖艶な作品を発表した。