蜘蛛の糸(4)

蜘蛛の糸

【日本近代文学名作選④】

芥川龍之介

朗読 長尾奈奈

配信サイト

芥川龍之介(明治25年 – 昭和2年)による児童向け短編小説
「ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。」――

著者:芥川龍之介
朗読:長尾奈奈
制作:声の書店
協力:株式会社 仕事
再生時間:00:10:16
販売開始日:2022/10/25
初出:大正7年(1918)「赤い鳥」7月号 

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著者について

芥川龍之介

明治25年(1892) – 昭和2年(1927)

東京生まれ。東京帝大英文科卒。在学中に雑誌「新思潮」(第三次)を刊行。短編『鼻』が夏目漱石に激賞され、翌年、初の短編集『羅生門』を出版。古今東西の歴史や古典より材をとり、『奉教人の死』『杜子春』『河童』『歯車』『或阿呆の一生』等、多数の作品を執筆した。