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ならぬ堪忍(41)

ならぬ堪忍

【日本近代文学名作選㊶】

山本周五郎

朗読 長尾奈奈

配信サイト

山本周五郎(明治36年- 昭和42年)による短編小説
「勘弁ならぬというと、どうするんだ」「このまま生きてはおられません、重助を討ち果すか、それともこちらが討たれるか、どっちかに形をつけなければ、私の面目が、どうしてもたたぬ場合なのです」「つまり果合いをするというのだな」 上森又十郎は始めて甥の顔を見た。「できるだけ、堪忍したうえのことです、これ以上は臆病者の謗りを受けます」美しく紅潮した少年の面には、鑿で彫りつけたような決意の表情があらわれていた。」ーー

著者:山本周五郎
朗読:長尾奈奈
制作:声の書店
協力:株式会社 仕事
再生時間:
販売開始日:2025/

*聴き方、販売価格、購入方法、決済方法などは、各配信サイトにてご確認ください。

著者について

山本周五郎

明治36年(1903) – 昭和42年(1967)

山梨県生まれ。本名、清水 三十六(しみず さとむ)。